Step.03
不動産売却に向けた
媒介契約の締結
媒介契約の
基本形態について
不動産売却を進めるうえで、仲介業者との間に結ぶ「媒介契約」には、以下の3つの契約形態があります。
専属専任媒介契約
専任媒介契約
一般媒介契約
専属専任・専任媒介契約と一般媒介契約の主な違い
売却活動をスムーズに進めるため、媒介契約の形態選びは非常に重要です。
以下は、専属専任・専任媒介契約と一般媒介契約の大きな違いとなるポイントです。
項目 | 専属専任 媒介契約 |
専任媒介 契約 |
一般媒介 契約 |
---|---|---|---|
契約可能な 仲介業者数 |
1社のみ | 1社のみ | 複数社可能 |
売主様による 直接売却 |
原則不可 | 可能 | 可能 |
積極的な販売活動 | 担当業者の意欲・責任度合いが高く手厚いサポート | 専属専任に次いで積極的な対応が期待できる | 情報拡散力が強いが、1社あたりの活動度合いは専任系契約より低い傾向 |
このように、信頼する不動産会社へ独占的に依頼し手厚いサポートを受けたい場合は「専属専任」や「専任媒介契約」、複数の業者へ同時に依頼し、広く市場へ情報拡散したい場合は「一般媒介契約」が適しています。売主様の状況やニーズに合わせて、最もメリットのある契約形態をお選びいただくことが可能です。
レインズ(REINS)の仕組み
「レインズ(REINS)」は、国土交通大臣の指定を受けた不動産流通機構が運営する不動産情報ネットワークシステムです。
不動産会社が会員登録を行い、物件情報をレインズに登録することで、加盟する多くの不動産会社間でリアルタイムに物件情報を共有・更新することが可能になります。その結果、幅広いお客様に最新の不動産情報をお届けでき、買主様・売主様双方にとって円滑で透明性の高い取引が期待できます。

物件状況等報告書・設備表への記入の重要性
物件状況等報告書の作成と確認
「物件状況等報告書」とは、売却予定の不動産について、売主様が把握している建物・土地・周辺環境に関する情報を正確に買主様へ伝えるための資料です。これにより、買主様は購入判断を行いやすくなり、取引後のトラブル防止にもつながります。
【報告が求められる主な事項】
-
雨漏り
屋根や外壁からの水漏れに関する履歴や現状 -
境界について
隣地との境界トラブルの有無、境界標の状態など -
シロアリの害
シロアリ被害や駆除歴、定期点検の有無 -
マンション管理に関する事項
管理組合の運営状況、管理費・修繕積立金、使用細則や規約内容 -
給排水管・排水桝の不具合
給水・排水設備の老朽化や故障歴

設備表の作成と確認
「設備表」は、売却する不動産に備わった設備の有無や稼働状況、そしてお引渡し時点でどのような状態で買主様にお渡しできるかを明確に示す資料です。この情報開示によって、買主様は購入後のリスクや追加費用を見積もりやすくなり、安心して物件選びを進められます。
【主な設備項目】
-
給湯関係
給湯器やガスボイラーなど、給湯設備の有無、稼働状況 -
空調関係
エアコン、換気扇、暖房機器などの設置状況や機能性 -
水まわり関係
キッチン・浴室・トイレなどの水まわり設備の状態、故障歴 -
その他設備
TVアンテナ、照明器具、インターホン、防犯設備など、物件固有の付帯設備
適切な情報開示を行うことで、買主様は安心して購入判断を行え、スムーズな売買契約締結につながります。

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